後山城(かみやまじょう)

所 在 地  日高郡日高川町船津
標   高  410m
比   高  346m
築 城 者  玉置氏
築 城 年  不明
  式  山城
遺   構  なし  
登城時間  40分
 

歴 史

 後山城は日高川流域を支配していた玉置氏の城で、田尻城(日高川町)と山野城(日高川町)とほぼ中間点にある。
 城跡の南側には不動峠があり、大きく蛇行した日高川を最短距離で山越えするルートが通る。
 後山城から西側約1.5kmの位置に岡本ノ土居があり、ここは手取城主玉置直和の弟である雅楽助(うたのすけ)の屋敷跡であり、後山城は詰城若しくは見張所として利用していたのではないかと思われる。
 

現 状

 後山城は後山(標高423m)より南西に約400m下った峰上にあり、城跡までは日高川町坂野川より林道を車で登り、不動峠北側からは徒歩で杉林の中の獣道を登ると高圧鉄塔がある城跡に到達した。
 中津村村史には石垣跡があると記載されているが、鉄塔建設により旧状は著しく改変されて遺構は確認できなかった。

写 真

                                 
尾根平坦地 鉄塔建設時に造成された平坦地
高圧鉄塔 岡本土居跡

経 路


       

                                

地 図






紀中地方の城跡