保田氏古城(やすだしこじょう)

所 在 地  有田郡有田川町清水
標   高  289m
比   高   44m
築 城 者  保田長宗
築 城 年  室町時代
  式  山城
遺   構  なし   
登城時間  5分
 

歴 史

 有田川上流域阿弖川荘を治めていた保田長宗は、久野原土居城から中心地の清水に移し保田氏古城(七山城)を築き居城としたという。また麓には長宗のものとの伝承がある五輪塔が祀られている。
 その後友宗の代に、対岸の八幡山に紅葉山城を築き居城としたという。
 
 

現 状

 保田氏古城は現有田中央高校清水分校付近の子字が古城であること、昭和24年に町道をはさんだ旧校舎地(テニスコート、旧寄宿舎)を造成中に礎石として用いられた石が多数発掘されたことからこの地に城が築かれていたと考えられている。
 現在遺構は何も残されていないが、有田川が天然の堀をなし城を築くには適した場所であったことが伺える。
 

写 真

                                 
旧校舎敷地 現校舎


                                                        
 

地 図




紀中地方の城跡