二階城(にかいじょう)

所 在 地  有田郡有田川町垣倉
標   高  23m
比   高  ― 
築 城 者  神保茂政
築 城 年  天文9年(1540年)
  式  平城
遺   構  なし     
登城時間  ―
 

歴 史

 永正17年(1520年)紀伊国守護である畠山尚順が湯河直光らに淡路に追放されたのちも家臣である神保氏が岩室城(有田市)及び鳥屋城(有田川町)を実質の城主として治めていた。
 西有田攻略を狙う湯河直光は、天文9年(1540年)広の竹中正澄らを先頭に二階城を攻撃、鳥屋城主神保茂政は、弟である長春を入れ籠城したが長春は討ち死にし、その後二階城は湯河氏家臣である川口主膳友光の居城となった。
 

現 状

 法善寺内墓地に五輪ノ塔があり、二階城主神保長春の墓石という。
 有田川下流左岸の河岸段丘に二階城はあり、現在城跡は畑や宅地化され遺構は何もない。

写 真

                                 
法善寺 神保長春の墓

地 図

                                 
                   



紀中地方の城跡