兼定山城(けんじょうやまじょう)

所 在 地  田辺市上芳養小野
標   高  40m
比   高  10m
築 城 者  湯河氏
築 城 年  不明
  式  丘城
遺   構  曲輪  
登城時間  5分
 

歴 史

 兼定山城は芳養荘中流域にある現在の田辺市上芳養小野にあり、芳養川流域に数多く築かれた湯河氏の城の一つである。
 周辺よりやや高くなった台地部分に城跡があり、北東
約500mには横手山城(田辺市)が確認できる。
 城名の由来であるが、「けんじょう」は見張り所を意味するようである。               
 

現 状

 城跡は上芳養小野の平野部より一段高くなった台地部分にあり、館城には適した場所と思われる。
 城跡は梅畑に開墾され、曲輪跡と思われる二段の平坦地以外何もない。
 また南側末端部分にある稲荷神社は、湯河氏家老の屋敷跡との伝承がある。 

写 真


                                 
主曲輪 南側曲輪

                                                           

地 図




紀南地方の城跡