宮井城(みやいじょう)
所 在 地 新宮市熊野川町宮井 標 高 124m 比 高 95m 築 城 者 不明 築 城 年 不明 形 式 山城 遺 構 曲輪、土塁、石垣 登城時間 15分
歴 史宮井城は古文書には登場しない城であるため、築城者、築城年代については不明であるが、この地は堀内氏の侵攻の際に築かれたか築かれたか、熊野川と北山川が合流する地点に位置するため、水運監視を目的に築かれたと思われる。また、この城からは北山川上流が見通せないため、東側に宮井城出城が役割を担っていると思われる。 |
現 状宮井城は尾根上に築かれているが明確な曲輪は南側端に腰曲輪があるのみで、主に自然地形を利用した構造である。遺構は北側に二重の堀切と切岸に石垣が残され、また南側帯曲輪の切岸に石垣と幅9mほどの浅い堀切が残されている。 また南側堀切には後世に積まれた石垣があり、開墾されているため形状が改変されている可能性もある。 城跡までは南側民家跡より急な斜面を登ると、城の西側尾根に至る。 |
写 真 |
登城口 | 西側尾根 |
最高所平坦地 | 尾根平坦地 |
北側二重堀切 | 北側堀切 |
北側切岸 | 北側切岸石垣 |
南側堀切 | 南側堀切 |
南側切岸石垣 | 南側平坦地(手前石垣は後世のもの) |