富安城(とみやすじょう)

所 在 地  御坊市湯川町富安
標   高  82m
比   高  60m
築 城 者  湯河氏
築 城 年  不明
  式  山城
遺   構  曲輪、堀切
登城時間  20分

 

歴 史

 富安城は湯河氏の居城である亀山城(御坊市)二の丸のの北側に位置し、また小松原館からの馬場が富安城まで延びていたことと、湯河氏菩提寺である鳳生寺の裏山に築かれていることから、亀山城の北側を防御する出丸の役割も担っていたと考えられる。
 また鳳生寺は7代目湯河光英により建立され、境内には永享8年(1436年)頃に光英に仕えた家臣団の墓石が祀られている。

 

現 状

 富安城は25m四方の主曲輪と、周辺を幅5mほどの腰曲輪が取り巻き、また日伏神社に通じる尾根には堀切と横堀状の窪みがあるが、シダが生い茂り形状が確認困難となっている。
 

写 真

                                 
シダが生い茂る主曲輪 腰曲輪
日伏神社方面尾根にある堀切 亀山城遠景
鳳生寺案内板 宝篋印塔と湯河氏家臣団墓石

                                                

地 図

 




紀中地方の城跡