和田城之森城(わだじょうのもりじょう)
所 在 地 田辺市本宮町東和田 標 高 127m 比 高 55m 築 城 者 不明 築 城 年 不明 形 式 山城 遺 構 堀切 登城時間 15分
歴 史和田城之森城は、熊野川支流である大塔川が周回し天然の堀をなし、北側に上大野から桧葉へ越える山道の通行監視を目的とした城であったと思われる。なお築城者及び築城年代は不明である。 |
現 状城跡までは麓の空き家の脇から杉林を登ると城跡に到達する。遺構は尾根上にあり、曲輪部分はほぼ自然地形で造成された形跡はないが、南北尾根にそれぞれ堀切が1条設けられている。 北側には桧葉方面に向かう山道を遮断するため堀切が設けられたと推測するが、周辺が畑に改変されており、後世の石積みなどが混在し、当時の遺構との判別が困難となっている。 南側尾根を遮断する堀切は形を良く残し、斜面に向けて竪堀を落としている。 |
写 真 |
曲輪 | 曲輪 |
北側堀切 | 北側堀切(石垣は後世のもの) |
畑跡 | 北側山道 |
南側堀切 | 南側竪堀 |