殿屋敷城(とのやしきじょう)

所 在 地  田辺市秋津川下村
標   高  210m
比   高  50m
築 城 者  目良氏
築 城 年  不明
  式  丘城
遺   構  曲輪 竪堀   
登城時間  15分
 

歴 史

 目良氏居城である中峰城(田辺市)から右会津川を挟んだ対岸の小高い丘に城跡がある。
 築城年は不明であるが、殿屋敷城は秋津川にある4か所の城跡と同様に目良氏関連の城跡であろう。

現 状

  県道29号線奇絶峡トンネルを抜け秋津川小学校手前を右に折れ、細い坂道を登ると登城口がある。
  殿屋敷城は三方に右会津川が取り巻き、天然の堀をなしている。
  城跡は中央に南北25m、東西12mの主曲輪があり、北と南にそれぞれ曲輪を配置している。
  脆弱な南尾根には堀切がなく、北側である右会津川方面が防御の主体だと考えられる。
  また主曲輪西側斜面と北曲輪東斜面には竪堀が2条掘られている。
  殿屋敷城は曲輪の整地がしっかりなされていることから居住地を兼ねた館城であったと思われる。
  

写 真

                                 
主曲輪 北曲輪
北曲輪から主曲輪切岸 南曲輪
西側竪堀 金毘羅山城方面


経 路

                                                   

   

                                     

地 図





紀南地方の城跡