龍之山城(たつのやまじょう)
所 在 地 田辺市上秋津 標 高 496m 比 高 336m 築 城 者 栗山勝重 築 城 年 不明 形 式 山城 遺 構 曲輪 空堀 竪堀 登城時間 40分
歴 史築城者は豊後国宇佐八幡宮の一族であり、その後湯河氏に仕え日高郡財部村及び古屋谷の領主であった栗山三郎勝重である。栗山氏は城跡から1.3km北側麓に屋敷跡があり、当時は馬で登ることができたことから、根小屋形式の城であったと思われる。 天正13年(1585年)羽柴秀吉による南征軍に追われた湯河直春は、熊野衆らとこの城で軍議を開いたとの伝承がある。 |
現 状龍之山城は、田辺市上芳養、上秋津、稲成町の境界に位置する龍神山にあり、稜線沿いにある龍神宮と八幡社のほぼ中間に築かれている。城跡までは上秋津方面からふるさと自然公園センターを通り過ぎ、龍神宮参道への案内看板を見ながら登山口まで車で登り、そこから徒歩で約40分で城跡に達する。 城跡は稜線上に築かれ、主曲輪は南北35m、東西16m程の規模であり、主曲輪より南北尾根には堀切が2条あり、その内側のものは空堀となり腰曲輪につながり、また堀切から西側斜面に向けて竪堀が落とされ横移動を妨げている。 なお龍之山城を通り過ぎた北側にある八幡社からの眺望が素晴らしく、是非立ち寄っていただきたい。 |
写 真 |
登山道案内看板 | 登山道入口 |
龍神宮 | 馬洗いの池 |
説明看板 | 主曲輪 |
主曲輪切岸 | 主曲輪東側腰曲輪 |
北側内堀 | 北側から東側内堀 |
北側外堀 | 北側外堀と内堀 |
南側内堀 | |
南側竪堀 | 八幡社 |
上芳養方面 | 田辺湾方面 |
経 路 |