岡畠城(おかはたじょう)

所 在 地  田辺市長野
標   高  295m
比   高  100m
築 城 者  杉若越後守、宇野若狭 藤堂与左衛門
築 城 年  天正13年(1585年)
  式  山城
遺   構  空堀   
登城時間  20分
 

歴 史

 平安時代の仁平3年(1153年)、現在の上三栖、秋津、上秋津の地頭として赴いて藤原秀衡の舎弟塩屋三郎藤原行久がこの地に城を築いたのが始まりで、その古城跡に天正13年(1585年)羽柴秀吉南征軍の部将である杉若越後守、宇野若狭、藤堂与左衛門らが陣城を築いたという。

現 状

 岡畠城は那須与一の伝承がある不動寺の裏山に位置する。
 県道209号線から細い農道を軽自動車で登り、途中からは徒歩で登ると田辺方面を一望できる城跡に到達した。
 岡畠城は曲輪周辺に空堀が確認できたようであるが、太陽光パネル設置時の造成により僅かに西側に横堀状の窪みを残すのみで遺構の大部分は破壊されたと思われる。

写 真

                                 
石柱 設置された太陽光パネル
空堀状の窪み 掘削された城跡部分
田辺湾方面 衣笠城方面


経 路

                                                   

    

                                     

地 図





紀南地方の城跡