堀ヶ峰城(ほりがみねじょう)

所 在 地  田辺市上秋津
標   高  177m
比   高  160m
築 城 者  目良氏
築 城 年  南北朝時代
  式  山城
遺   構  なし  
登城時間  10分
 

歴 史

 堀ヶ峰城は田辺別当家湛増の末裔である目良氏の城である。
 目良氏は南北朝時代に北朝方として活躍し秋津荘の地頭としてこの地を治めたが、南朝方の山本氏や愛州氏の台頭によりこの地を追われ、右会津川上流部にある秋津川へと退いたという。
 

現 状

 堀ヶ峰城は秋津平野や秋津川に至る街道を見下ろす山頂にあり、途中まで車で登れるが獣害防止柵が張られていたため、土地所有者の方に了解を得て立ち入ることができた。
 城跡は山の尾根に沿って築かれ、東西30m、南北100mほどと規模が大きな山城であったと思われるが、現在みかん畑に開墾され、中世城郭に見られる堀切や土塁などは何も残されていない。
 また麓の岩内地区より城跡まで通じる山道の途中に木戸と呼ばれる場所があり、ここに城柵を設けて攻め上がって来る敵に備えたと云われている。


写 真

                                 
登城口 山頂平坦部
山頂平坦部 田辺湾方面


経 路

                                     

地 図




紀南地方の城跡