二部城(にべじょう)
所 在 地 東牟婁郡串本町高富 標 高 51m 比 高 47m 築 城 者 二部小山氏 築 城 年 不明 形 式 山城 遺 構 曲輪、堀切、横堀 登城時間 20分
歴 史城名の二部は丹生と同じく土色からの呼名という。築城者はこの地を治めた古座小山氏の分家と思われる二部小山氏が築いたと伝わる。 二部城は海側からの敵に対し防御の主眼が置かれ、海上から攻め寄せてくる敵への備えとして築かれたと思われる。 |
現 状二部城は高富川と二色川に囲まれた標高96mの山頂にあり、南側直下には高速道路建設が行われている。城跡へは南側麓にある矢倉神社裏の谷間から急な斜面を登ると到達する。 二部城は単曲輪の山城で、北側に腰曲輪と南側に腰曲輪とその下方に横堀が残され、横堀は兵の通路としても利用されていたと思われる。 なお城跡からは高富の集落や海上への見晴らしが良く、海上からの敵に対して適した場所に築かれていることが分かる。 |
写 真 |
矢倉神社 | 曲輪 | |
曲輪 | 北側腰曲輪 | |
南側腰曲輪から曲輪への斜面 | 南側腰曲輪 | |
南側横堀 | 南側横堀 | |
西側犬走 | 日置川河口方面遠景 |