川口城(かわぐちじょう)

所 在 地  東牟婁郡古座川町川口
標   高  53m
比   高  43m
築 城 者  不明
築 城 年  不明
形  式  丘城
遺   構  曲輪、土塁、堀切 
登城時間  15分
 

歴 史

 川口城は古座川と支流の小川が合流する直下流の還流丘陵にある。
 古座川流域は木材や檜皮などの木材資源が豊富であり、川口城は木材の集積や河川水運監視する目的で築かれたと思われる。
 築城者や築城年代に関しては不明であるが、古座川河口部に拠点があった高河原氏が関連した城であると推測される。

 

現 状

 川口城は主曲輪に神社跡、二ノ曲輪には町の貯水槽建設により改変されているが、主曲輪南側には低い土塁と、東西尾根には堀切が残されている。
 また西側尾根を下ったところにも平坦地があり、出丸的な目的で築かれていたのかもしれない。
 川口城は古座川を見下ろす位置にあり、河川水運監視に適した場所に築かれていることが良くわかる。
 

写 真

                                 
主曲輪 主曲輪
土塁 社跡
二ノ曲輪(貯水槽) 西側堀切
集落側(県道43号線)遠景 西側尾根
西側平坦地 西側平坦地斜面石垣

経 路

 
  
 
          
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    登城経路(動画)

地 図

 
         


紀南地方の城跡