猿岡山城(さるおかやまじょう)
所 在 地 紀の川市粉河 標 高 90m 比 高 36m 築 城 者 粉河寺 築 城 年 天正元年(1573) 形 式 山城 遺 構 曲輪 登城時間 10分
歴 史粉河寺は鎌倉時代には天台宗の寺院として、寺領は4万石もの広大な荘園を持ち、根来寺と並んで紀ノ川流域にその勢力を誇った。天正元年(1573)に、寺の防衛のために境内南側の猿岡山(現・秋葉山)に山城を築城し、西側には矢倉山城を築くなど、大手門を固めた。 しかし、天正13年(1585)の紀州征伐により粉河寺全山が焼失し、猿岡山城も落城した。 紀州が平定された2年後に1万石を得た藤堂高虎が粉河寺の抑えとして猿岡山城を改修したという。 |
現 状粉河寺境内から歩道が整備されて、現在城跡は秋葉山公園に整備されているため、当時は設けられていた空堀などの遺構は確認できないが、石碑から東側に進むと帯曲輪と思われる遺構があるが、当時のものかは不明である。城跡からは粉河寺門前町方面が見渡すことが出来る。 |
写 真 |
秋葉山公園 | 石碑 | |
石碑 | 腰曲輪? | |
曲輪? | 粉河寺門前町方面遠景 |