最初ヶ峰城(さいしょがみねじょう)

所 在 地  紀の川市竹房
標   高  285m
比   高   18m
築 城 者  南朝方
築 城 年  延文5年(1360)
  式  山城
遺   構  なし
登城時間  5分
       
 

歴 史

 南北朝時代の龍門山合戦の際、北朝方である畠山義深が三万騎を率いて和佐山に布陣し、南朝方である四条隆俊が紀州勢三千騎を率いて最初ヶ峰に布陣し、敵を欺くために龍門山に移動し、退却したと誤認した畠山軍が龍門山に攻め上がってたところに雨のごとく矢を降らせ大勝したいという。
 しかし南朝方の武将塩谷伊勢守が敵を深追いし討ち取られ、その場所に塩塚が祀られている。
 

現 状

 最初ヶ峰城は現在は公園化され、約20m四方の段が上下二段あるが、これが遺構であるかわは不明である。当時は二段の曲輪の周辺に帯曲輪や、頂部には土塁が一部残されていたようだが、今は確認できない。
 城跡からは紀の川市から和歌山市方面が一望でき、陣を構えるに適した場所であることがわかる。
 

写 真

                                 
石碑 曲輪?
山頂 山頂から
遠景 案内看板


経 路

   
   

地 図





紀北地方の城跡