林垣内城(はやしがいとうじょう)
所 在 地 紀の川市上鞆渕 標 高 459m 比 高 131m 築 城 者 不明 築 城 年 不明 形 式 山城 遺 構 曲輪、土塁 登城時間 30分
歴 史林垣内城がある鞆渕荘は高野山荘園であり、中世末期には藤原時長の末裔である林氏が荘官を勤めたと云われる。この城は高野山荘園内にあることから高野山衆徒により築かれたと考えられ、林氏が城代を勤めていた可能性もある。 城跡は高野山参詣道東の高所にあり、麻生津峠から鞆渕荘への入口にあたる重要地点に築かれている。 |
現 状城跡までは南側麓の鳥渕地区から登ることができ、共同墓地から杉林を進み急な尾根を登ると到達する。林垣内城は単曲輪の山城で、曲輪は南北15m、東西10mの規模であり、北側に低い土塁が残るが、堀切やや竪堀はなく、また切岸も不明確で、尾根斜面を防御の主体である小規模な山城である。 |
写 真 |
登城口 | 民家横から山道へ | |
急な尾根 | 曲輪 | |
曲輪(共聴アンテナ跡) | 北側の低い土塁 | |