中ノ城(なかのしろ)
所 在 地 海草郡紀美野町下佐々 標 高 288m 比 高 90m 築 城 者 高野山 築 城 年 室町時代 形 式 山城 遺 構 曲輪、土塁、横堀 登城時間 30分
歴 史中ノ城は高野山領の西端にあり、戦国期には高野山領と根来寺領の境目がこの付近にあり、度々戦いが繰り返されたという。この城は高野山勢が築いた八幡山本陣と上ノ城の情報中継地として、見張り所や狼煙場として利用されたと思われる。 |
現 状中ノ城は大竹山(標高335m)から約400m南西に下ったところに築かれた小規模な山城である。城跡までは下佐々から柴目に通じる山道を登り、途中農業用モノラックレールがある斜面から登ることが出来る。 竹藪や放置されたみかん畑を過ぎ、雑木林を北西に登ると尾根先端部の城跡に到達する。 遺構は直径8mほどの円形曲輪を高さ0.5mと低い土塁で囲んだ小規模な構造で、東側土塁の切れ間が虎口で、虎口を出ると、鍵型に折れた土塁を伴う横堀が残されている。 |
写 真 |
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登城口(モノラックレール) | 曲輪 | |
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曲輪を囲む土塁 | 曲輪を囲む土塁 | |
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曲輪東側の虎口 | 横堀 |