毛原中城(けばらなかじょう)

所 在 地  海草郡紀美野町毛原中
標   高  384m
比   高   15m
築 城 者  不明
築 城 年  不明
  式  山城
遺   構  曲輪、堀切 
登城時間  5分
       
 

歴 史

 毛原中城がある毛原郷は戦国期に高野山領であった六箇七郷(古佐布郷・小河内郷・三谷郷・志賀郷・天野郷・長谷郷・毛原郷)の一つであり、築城者は高野山に関連する勢力と思われるが詳細は不明である。
 また「紀伊国名所図絵」には毛原中城は「出城ヤシキ」と描かれているが屋敷ではなく、臨時に築かれた山城と云われる。

 

現 状

 毛原中城は毛原中と毛原宮の境、貴志川に突き出した標高348mにある。
 城跡は国道高野長峰9番札所である大日寺の南側にあり、現在町道が整備され、城跡である大日堂直下まで車で登ることが出来る。
 大師堂境内が城跡で曲輪部分は20m×40mほどの大きさで、北西尾根を遮断する堀切と切岸が形を良く残している。
 

写 真

                                 
登城口 大師堂境内
大師堂境内 北西切岸と堀切
北西堀切 北西尾根


経 路

                                                        

地 図





紀北地方の城跡