長谷城(はせじょう)

所 在 地  海草郡紀美野町長谷宮
標   高  426m
比   高  90m
築 城 者  不明
築 城 年  不明
  式  山城
遺   構  曲輪、堀切 
登城時間  15分
       
 

歴 史

 城跡がある長谷宮は高野山領であった六箇七郷(古佐布郷・小河内郷・三谷郷・志賀郷・天野郷・長谷郷・毛原郷)の一つで、築城者は寺社勢力であったと思われるが、築城年代、築城者ともに不明である。
 なお城跡北側の谷口の集落には屋敷があったとの伝承があることから、長谷城はその詰城であった可能性もある。

 

現 状

 城跡がある長谷宮は紀美野町内では貴志川最上流域にある。
 城跡は長谷宮と谷口を隔てる標高426mの山頂に築かれており、城跡までは国道370号線から長谷宮集落を過ぎて、舗装された山道から杉林を登ると尾根に取りつき、そこから東に進むと城跡に至る。
 遺構は山頂部の西に3段、東に2段の曲輪を配置し、西南尾根を堀切で遮断しているが、防御の主体は曲輪周辺の切岸に依存した縄張りである。
  

写 真

                                 
山道 登城口
曲輪 切岸
北西堀切 北西尾根
堀切 堀切  


経 路

                           
 
                            

地 図





紀北地方の城跡