塗屋陣城(ぬりやじんじろ)

所 在 地  西牟婁郡上富田町朝来
標   高  40m
比   高  35m
築 城 者  杉若越後守
築 城 年  天正13年(1585年)
  式  丘城
遺   構  なし  
登城時間  10分
 

歴 史

 羽柴秀吉による南征軍は、現在の田辺市新庄町付近から海路より上陸し、現在の三菱電機保養所付近大内谷に陣を敷き、その後約800m離れた小高い丘に山本氏攻略のため陣城を築いたという。
 

現 状

 JR朝来駅より北西約200mに位置する丘陵部が城跡である。
 現在城跡は放置された畑があるのみで、遺構は何も残されていなかった。 
 なお塗屋陣城の位置は、秀吉軍が上陸後に陣を敷いた大内谷方面が見通せることから、前線基地として適した場所に築かれている。

写 真

                                 
丘陵部 山道
塗屋城を望む 登城口にある稲荷神社
                      

地 図




紀南地方の城跡