南谷城(みなみだにじょう)

所 在 地  日高郡印南町南谷
標   高  44m
比   高  18m
築 城 者  不明
築 城 年  室町時代
  式  丘城
遺   構  なし  
登城時間  5分

 

歴 史

 築城者は不明であるが、城跡からは室町時代及び江戸時代の古瓦や燈明皿が出土している。
 南谷城は塩屋から印南原に通じる街道を見渡せる位置にあり、街道監視と居館を兼ねた城であったと思われる。
  南谷城は安土桃山時代(秀吉の南征後)に廃城となり、江戸時代には南谷組大庄屋弓倉理太夫の屋敷があったという。
 

現 状

  印南原城(別称八栗城)は印南川上流に位置し、また和佐や塩屋方面の街道が合流する要衝であった。
  南谷城は黒岩山の南麓に位置し、王子川左岸に位置する。
 城跡は南谷集落を見下ろす標高44mの台地にあり、現在は一面梅畑に開墾されているが、頂上から三段の平坦地からなっている。
 現在遺構は何もないが、城跡としての面影が残されている。
 

写 真

                                 
主曲輪部と思われる平坦部 切岸上の斜面
腰曲輪状の平坦部 塩屋方面遠景

                                                  

地 図




紀中地方の城跡