鳥羽城(とりばじょう)

所 在 地  有田郡広川町西広
標   高  5m
比   高  2m
築 城 者  鳥羽氏
築 城 年  不明
  式  丘城
遺   構  なし
登城時間  ―
 

歴 史

 鳥羽氏は、所伝「鳥羽伝書」によると祖は堂上家(昇殿を許され、公卿となれる家格)である樋口氏であり、元久3年(1204年)長年の功により後鳥羽上皇より鳥羽の二字を下賜し、西広荘1700石を領したとされているが、これは由緒を飾る伝承であると云われる。
 また太田亮氏の書「姓氏家系大辞典」には、藤原北家中関白道隆の後裔で山城国鳥羽より起り西広荘を治め、後に紀州徳川家に仕えたと記されている。
 

現 状

 鳥羽城は有田郡広川町西広小字城ノ垣内にあり、当時は小さな丘陵があったが現在は掘削された平坦地にビニルハウスが建てられている。
 地元の方にお聞きすると当時城跡からは武具や刀が埋められており、曲輪や堀もあったようだが、現在は完全に破壊されて何も残されていない。

写 真

                                 
城跡に建つビニルハウス 北西側より城跡方面(少し高くなっている)

                                       

地 図




紀中地方の城跡