鍋倉山城(なべくらやまじょう)

所 在 地  御坊市塩屋町北塩屋
標   高  49m
比   高  38m
築 城 者  鍋倉信正
築 城 年  永正年間(1504年〜1521年)
  式  山城
遺   構  曲輪 堀切 土塁 
登城時間  20分

 

歴 史

 築城者の中村氏は和佐玉置氏の臣下であり、現在の極楽寺前の台地に中村城(御坊市)を築いたが、後に鍋倉山に居城を移したため、鍋倉氏を名乗った。
 天文2年(1533年)の1月22日に、能舞台の帰路の途中に玉置氏に攻められ自刃し、鍋倉山城も焼かれたという。
 

現 状

 王子川河口から約1km上流にある鍋倉山に城跡はある。
 城跡は主曲輪が東西20m、南北40mほどのあり、南側に低い土塁が残されているが、全体的にシダが生い茂り、形状が確認しにくくなっており、また主曲輪から南側、西側、北側にそれぞれ付曲輪が配置されている。

 

写 真

                                 
登城口 主曲輪
主曲輪 主曲輪土塁
主曲輪切岸 西側曲輪
南側曲輪 北側曲輪

経 路



地 図





紀中地方の城跡