城空山城(じょうくうさんじょう)

所 在 地  有田郡有田川町東大谷
標   高  256m
比   高  100m
築 城 者  不明
築 城 年  不明
  式  山城
遺   構  なし  
登城時間  15分
 

歴 史

 城空山城は通称大谷城とも呼ばれ、「清水町誌」に二川天城と共に二川集落を守るために築かれたと記されている。築城者及び築城年代については不明であるが、山麓には「城の下」との地名が残されている。
 

現 状

 城空山城は有田川北岸にあり、二川天城(有田川町)と対峙する位置にある。
 現在城跡には大師堂と墓地があり、大師堂は15m四方ほどの平坦地に建てられ、南東側は土塁状に切残された裏に墓地がある。
 大師堂より南西側にも造成が甘い平坦地があり三十三観音が祀られ、また北東側には堀切状に切り取られた部分があるが、これは墓地への通路のため削り取られたのであろう。
 城空山城は現状から城跡である遺構の確認はできないが、地元では二川天城と共に城跡との認識があることより、大師堂等の築造時に改変されたのではないかと推測する。

写 真

                                 
大師堂参道 堀切状に削られた墓地への通路
大師堂 南東側に祀られた三十三観音
土塁状に切残された部分 南西側平坦地


経 路


 

                                          

地 図




紀中地方の城跡