浄土山城(じょうどやまじょう)

所 在 地  田辺市上三栖
標   高  298m
比   高  220m
築 城 者  宇野若狭 藤堂与左衛門 青木官兵衛
築 城 年  天正13年(1585年)
  式  山城
遺   構  曲輪  
登城時間  30分
 

歴 史

 天正13年(1585年)秀吉南征軍の部将宇野若狭守、藤堂与左衛門、青木官兵衛が築いた陣城と云われる。
 宇野若狭守らは湯河直春、山本主膳らの連合軍と浄土山城北方にある射森峠で合戦を繰り広げたことから、この城が前線基地として利用されたと思われる。

現 状

 浄土山は田辺市上野、上三栖、長野の境に位置し、田辺からは熊野三山へと通じる熊野参詣道長尾坂から、谷を越えて農道を進むと城跡がある。
 主曲輪は10m×5mと狭小で、東側には腰曲輪が取り付いている。
 主曲輪の南側には石積があるが、当時のものか不明である。
 なお城跡までは農道が迷路のようで、また道幅も狭いため長尾峠から徒歩で登城されたい。
   

写 真

                                 
主曲輪 主曲輪石積
腰曲輪 北側曲輪
伝馬場跡 槙山方面

                                                  
    
                                     

地 図




紀南地方の城跡