榎木城(えのきじょう)
所 在 地 日高郡印南町島田 標 高 79m 比 高 70m 築 城 者 榎木氏 築 城 年 室町時代 形 式 丘城 遺 構 なし 登城時間 5分
歴 史榎木城は室町時代この地の地頭であった榎木氏の館城といわれている。また直線距離で北東約1.8kmにある榎城との関係は不明であるが、榎木氏の詰城であったかもしれない。 近くには印南町指定石造建造物に指定されている宝篋印塔2基と五輪の塔3基が祀られているが、これは榎木氏一族のものといわれている。 |
現 状熊野九十九王子の一つである中山王子社より南方にある現在梅畑に開墾された台地が榎木城跡といわれている。現在遺構はなにもないが、台地は25m四方ほどの大きさで、その周辺を取り巻くように腰曲輪状の平坦地がある。 城跡からは切目方面が一望でき、また榎木峠への通行者を監視する位置にあることから、在地領主の居館や通行を制限する関所に適した場所であったことがわかる。 |
写 真 |
中山王子入口 | 中山王子社 |
案内看板 | 居館跡 |
居館跡 | 腰曲輪状の平坦地 |
宝篋印塔と五輪の塔 | 切目方面遠景 |